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God in June is not anymore -(2)-
小川景一の両親は幼い頃に離縁し、引き取った母親も高校生になったばかりの頃、病気のためこの世を去っていた。

母親の死後、実の父親が景一を引き取ると出張ってきたが、母方の祖母がそれを強く反対し、示談の末に母親の親戚夫婦に引き取られることとなった。

そんな中学・高校と学校を二転三転した景一にはあまり親友と呼べる相手が居ない。

家庭の事情や大人の意向でめまぐるしく変化する周りの環境が、景一に一種の人間関係に対する虚脱感を覚えさせたからだ。

最後の転校の後、二年ばかり通学した長野のいわば田舎の方にあるごく少人数の高校でさえ、知り合いを作るどころか進んで教室の隅に居た。

高校卒業と同時に、既に決まっていた東京の大学の近くに部屋を借り、一人暮らしを始めた。

表では「遠慮はいらないよ」、と常に声をかけていた親戚夫婦や同じ住まいのその家族も、実を言うとあまり歓迎しては居らず、裏では影口を叩いている、といった具合の生活であったので、景一としては高校まで修学したらいち早くその家を出たかったからだ。

実の子ではない家の者が出て行ったのがせいせいしたのかどうかは分からないが、仕送りだけはそれなりの額を律儀に送ってきた。

が、それ以外はロクに連絡も無く、しかし景一自身も迷惑を掛けて来た、と自覚があったのか毎月親戚の下に手紙を出してはいた。

片親の下で育った生活が長かったため、また親戚に引き取られた後も家事の手伝いを進んでやっていたために料理の腕には自信があり、借家近くの夫婦が営む小さな居酒屋にアルバイトを志願した。

「見ての通り狭い店でね、アルバイトは雇わないことにしているんだよ、スマンな若いの」と一度は帰された。

見るからに仲の良さそうな笑顔の絶えない年配の夫婦が営むこの店は、昼のランチタイムや夜の書き入れ時であってもそれほど混まない代わりに、二人の人柄を慕ってだろう、常連のお客さんが多く、常に人の絶えることは無かった。

景一も「このご夫婦の中に割って入るのは野暮というものだ」と働くことは諦めたものの、やはり優しげな二人の作る店の雰囲気と、何故かほっとするその懐かしい味に惹かれ、通い詰めた日が続いた。

もう常連と言える程になったそんなある日、くたびれ鉛のように重い身体を、閉店間際のいつものお店に寄せる。

珍しく他に客は居なかった。

店の奥さんが暖簾を下げた後「いつもご贔屓に、ありがとう。ゆっくり食べていって下さいね」と頼みもしなった料理まで出してくれた。

ふと目の前のグラスの輪郭が滲む。

そんな奥さんの優しさに、目頭が熱くなって涙がこぼれた。

ふと今まで遠く忘れ去られていた感覚が心に呼び戻されたような、しかし決して嫌な感じではなくとても心地好い感じ。

他人と接してこんな感じを憶えたのは初めてだった。

そんな景一の姿をどう思ったのか、主人が店の奥からバーボン・ウイスキーとグラスを二つ持ってきて、人なつっこい笑顔を浮かべ「いけるか、若いの。何、俺も若い頃は何度も辛いことがあったさ。そんな時はこれで忘れてしまえ」と、目の前にドンと置いた。

その夜の景一が座っていたカウンターは、主人との小さな宴会場となった。

酔いはしながらも真剣に話を聞いてくれる主人に、普段は話すことを極端に嫌う、いわゆる身の上を一片も、うやむやにすることなく語った。

いつも笑顔の主人の瞳も、涙で滲んでいたような気がする。


勘定を払い、店を出た時に後ろから「ウチで良かったら、働いていきな」と声が掛かった。

振り返ると、ニカッとした笑顔の主人といつにも増して優しげな奥さんが見送ってくれていた。

口から上手く言葉が出ない、その代わりに、ひたすら、ただひたすらに頭を下げた。




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もしかしてこのハナシの完結に半年くらい掛かったりして(笑)

いや、普通に日記は続けていきます。

話のネタがないときに、書き溜めてあったものをふらっと投稿する感じで。

一年もしたら、見直して、たぶん恥ずかしさで記事は削除するんだろうと思いますが(笑)
| 文学系 | 23:57 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
スカッシュ × CM × 米倉涼子
なんと!!



スカッシュが……




CMに起用されてるでは

あーりませんか!!!





それも、主演は「米倉涼子」とキタ━ヽ(゚∀゚)ノ━!!もんで。


※下記アドレスクリック→バンテリンコーワパップS→ブロードバンドorナローバンド
(「開く」で上手くいかなかった場合、任意のファイルに保存→「プログラムから開く」を選択→「Windows Media Playerで開く」)


http://www.kowa.co.jp/g/break/04/index.htm#01



_____________________________

どう?

おべべ的には15秒という短いながらも中々にスカッシュの感じが出ていたのでは?と思いました!


もっとスカッシュを知りたい方↓↓↓

JSA - (社)日本スカッシュ協会


もよければどうぞ。


__________________________

んで。

先月に引き続き、今月も新入生相手に公開練習の毎日。

先日行われたミー飲みは、そのフラストレーションが溜まってか、全体的にちょいと荒れておりました。

しかーし!明日は唯一上級生のみで練習が出来る東陽町練習


でもま、一年生でも来て貰いたいコは居るけどな!

元ソフトボール部4番のSさんとか!

あと、もと野球部の?君とか!


追伸:そいや、○ちゃん、るーへ。
明日、ブラックナイトの大会でGETしたスカッシュDVD持って行くぜ!
| スカッシュ | 00:53 | comments(2) | trackbacks(2) | pookmark |
スカッシュ大会「春のインターユニバーシティー」in蕨〜29-30days
先月、4月29〜30日の二日間にわたり、ブラックナイト・ジャパンが開催する新二年生対象の大会である

「インターユニバーシティー・スプリングチャレンジ・スカッシュトーナメント2007」

に出場してきました!

このような大会は久しく、去年の初秋あたりの関東学生・インカレ(全国大会)まで遡ります。

なので、この大会では単なる個人的な実力だけでなく、この半月近くで、どれだけの練習量・質をこなしてきたか、層の厚さ、大学全体の練習環境が覗える、逆に言えば自分の大学のそれが露呈する、色々な意味で大変有意義な重みのある大会なのだ。

それもそのはず、関東のみならず東北大学(内1名は去年の新人戦インカレチャンピオン)の出場を含め、男女総勢約120名の規模の大きなものであるのだ。


して結果は……


一日目、男女含め全員初戦敗退(シードは名目上2回線敗退となる)でした。

もろに我がN大の層の薄さ・実力が露呈した形となってしまいました。

おべべも初戦でファイナルゲームまでもつれた末、1-2の負け。

相手の実力的に何の問題も無かったのですが、自分が色々なことを気負いすぎて、実力の50%も出せずに終わってしまいました。

あとは、ボールが通常よりも跳ね、自分以外にも番狂わせがあったようです。


二日目からは、本戦の1,2回戦敗退者によるプレート戦(トーナメント)が行われました。

おべべとしては意地でも優勝しなければ、N大の顔が立たないどころか、開催担当であるHさん(N大出身)に会わせる顔が無いと思って臨んだ初戦。

相手はインカレ出場者である東北大学のH(インカレチャンピオの方ではない。インカレチャンピオンの方は今大会でも順当に優勝した。)でした。

3ゲームスマッチで2セットが終わりカウントは1-1(ワンオール)。

ラリーをする中ではハッキリと、スカッシュで重要な「コントロール」は相手の方が上だと互いに感づいていました。

どうするか、と思い悩んでいた休憩の間、N先輩の「勝敗を気にするよりも、ベストを尽くせ」の言葉が、肩の力をスッと抜けさせ、勝利への執念も合わさって勝利を掴むことが出来ました。

そのまま2回戦も勝利。


そして3回戦、相手はやはり同じくインカレ出場者(それもインカレを出場を決めた同じ新人戦でおべべはベスト16だが、当人はベスト8)であり、青学(青山大学)一番手のSでした。

それも、一回戦ではウチの二番手であるT岡を破った相手でした。

事前にT岡からの情報(バックハンドの奥が弱い)を得、サーブそこに集め、1、2ラリー目に重きを置きました。

また、サービスが悪かった時も、なるだけレット(スイングを相手の妨害により妨げられた場合、そのラリーは無効となりサービスからの再開となる)を貰いに行き、より良いサービスを行おうと努めました。

その結果、相手も若干調子が悪かったのか(?)は判らないが、比較的スムーズに倒せました。


そして4回戦も勝ち、いよいよ決勝

相手は日体大(日本体育大学)のKでした。

長いラリーの応酬でした。


後談ですが『試合では本来の実力の80%を出せて良いところである。試合で見る他大のプレーと普段の自分を照らし合わせるのではなく、その1.5倍の実力をつけなければ勝てない。ましてや初戦ではそれさえ難しい』と認識しました。

それがこの決勝、おべべはドロップが決まらずに決め手を欠き、長いラリーを優勢に進めるためであり決めショットでもあるドロップによるショットのカットが出来ず、焦り、惜敗を喫してしまいました。


結果として、おべべはプレート戦での準優勝、女子ではM田が同じくプレート戦での3位が最高。

心配していた自分の実力の低さ、ウチと他大との実力の差がハッキリとわかってしまった今大会でした。

が、これを判っただけでも、とりあえずは収穫。

問題は、この収穫を上手く生かせられるかどうか。


大会後、最後の締めで部長が「結果だけを求めるわけではないけれども、全員が一日目で本戦を去ってしまったことは寂しいと、Hさん(上記の大会担当者)も言っていたし、自分もそう思ってしまう。はたしてこのままで良いのだろうか。それはただ懇々と練習を続けるのはいかがなものかと思うが、せめて自分のラリーの番にもっと集中して行うことは出来ないだろうか」とお話していただきましたが、ずばりおべべが言いたかったことであり、これ以上練習に参加しろとは言わないけれども、練習時にはケジメをつけて集中して練習に臨んで欲しいし、その集中が実際の試合を左右する要因の大きな一つだと思う。

更に付け加えると、大会後の1ヶ月はそのやる気の余韻が残るが(いつも同じような締めが行われ、やる気が出る)、それを過ぎると日を追うごとにまた大会以前の緊張感の欠けた練習姿勢に戻ってしまい、また今回も繰り返せば堂々巡りで、意味は無くなってしまう。

大切なのは、日々、練習時には集中することを習慣付け、常に危機感を持って練習に取り組むことだと思う。

練習を通して、ライバルを作り、互いを高め合っていければ必ず、結果は残せると思う。


そして、おべべ自身も今まで以上に危機感を持ち、練習に励み、大会の経験・課題を存分に生かし切りたいと思います。

今後の練習を期待したい。


______________________________

んで!

一応、プレート戦とは言え準優勝したので賞品を貰いました!

ブラックナイトのスカッシュレッスンDVD(非売品)とラケットバック(7,000円相当)をゲット!



ブラックナイト製のラケットバック



でも、前回大会でもラケバを貰ったおべべ。

ただ、今回のブラックナイト製のラケバは大きさもちょうど良く、細かい収納スペースが各所にあって使い勝手が良いので、誰彼に譲らず取っておこうと思います!(微妙に社の宣伝(笑))
| スカッシュ | 21:38 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
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